“ちかい”と“おきて”に託した B-P スピリット
All promises are important things and should never be broken, but when you promise on your honour to do a thing you would rather die than break such a promise.

スカウトにとっての“ちかい”と“おきて”の重さ

 B-P は、どのような期待をかけて“ちかい”と“おきて”を設けたのでしょうか。B-P は、何を託して“ちかい”と“おきて”にこのような文言を定めたのでしょうか。その B-P の意図を探りたいと思い、記しました。

 B-P が、“ちかい”や“おきて”を取り上げ、それらを逐条的に解説した文章は、“スカウティング フォア ボーイズ”の“営火夜話 その3 テスト”の章("SCOUTING FOR BOYS" CAMP FIRE YARN. No.3 TESTS )と、“帝国の若き騎士たち”("YOUNG KNIGHTS OF THE EMPIRE" 英国1916年発行) の中にあります。
 最初に、“スカウティング フォア ボーイズ”から、それについて記された箇所を載せます。
 At the investiture you will have to make the Scout Promise in front of the rest of the Troop.
 The Scout Promise is :−
  "On my honour I promise that I will do my best−
   To do my duty to God, and the Queen.
   To help other people at all times.
   To obey the Scout Law."
 This is a very difficult promise to keep, but it is a most serious one and no boy is a Scout unless he does his best to keep his Promise. All promises are important things and should never be broken, but when you promise on your honour to do a thing you would rather die than break such a promise. So you see Scouting is not only fun provided for you, but it also requires a lot from you and I know I can trust you to do everything you possibly can to keep your Scout Promise.
( SCOUTING FOR BOYS Twenty-Eighth Edition, 1953, p47)

 叙任式(入隊式のこと)の時,君は,ツループの,みんなの前でスカウトのプロミス(約束――ちかい)をしなければならない。スカウトのプロミスは――
   「私は名誉にかけて
    ゴッドとクイーンに対する私のデューティを行なうため
    いつも,他の人々を援けるため
    スカウトローに従うため
    私のベストを尽すことを約束します」

 これは,誠にむずかしい約束である。だが,一番真剣なものでプロミスを守ることに最善を尽さないならばスカウトにはなれない。プロミスの全ては,どれも重要で決して破つてはならないものであるが,名誉にかけて約束した以上,これを破る位ならむしろ死んだ方がましだと考えるだろう。故にスカウティングというものは,面白さを与えるだけではなく,君等に一つの運命を要求しているものだということを知るだろう。私は君たちがスカウトプロミスを守るためできる限りの努力をするものと確信する。
(「スカウティング フォア ボーイズ」ボーイスカウト日本連盟 昭和32年初版発行(中村知氏訳本) 95頁)

 少年がスカウトの隊に正式に入隊するためには、最初の課目の達成とともに、“ちかい(Scout Promise)”をたてることを求められます。つまり、今、スカウトであるということは、そのすべてが、ちかい をたてた人々ということになります。そのことについて上記の B-P の記述から感じるに、“君は名誉にかけて誓ったのであるから、自分の命をかけてそれを守り通さなければならない”程の態度を求めています。それが守れないようであれば、死んだ方がまし、とまで言い切っています。
 更に、“おきて(Scout Law)”に対する態度として、次のように記しています。

   The Scout Law   1. A Scout's Honour is to be Trusted.
 If a Scout says "On my honour it is so", that means that it is so, just as if he had made a most solemn promise. Similarly, if a Scouter says to a Scout, "I trust you on your honour to do this", the Scout is bound to carry out the order to the very best of his ability, and to let nothing interfere with his doing so. If a Scout were to break his honour by telling a lie, or by not carrying out an order exactly when trusted on his honour to do so, he may be directed to hand over his Scout Badge, and never to wear it again. He may also be directed to cease to be a Scout.
( SCOUTING FOR BOYS Twenty-Eighth Edition, 1953, p45)

  スカウト・ロー 1 スカウトの名誉は信頼されることにある。
 もしスカウトが「私の名誉にかけて,こうである」というならば,その言葉は最も厳粛な約束をしたのと同じ程度に扱われる。同様にスカウターが,スカウトに対して「私は君が,これをすることを君の名誉にかけて信じる」といつたならば,そのスカウトは自分の能力の最善をつくして,その命令を実行する責任をおう。そしてそれを妨害するあらゆるものを排除する。もしスカウトが,嘘をついて自分の名誉を破るならば,または名誉にかけてそうすることを信じられたのに,その命令を実行しなかつたならば,彼のスカウト章は取りはずすよう命令され,二度と再びつけられないだろう。即ち彼は,スカウトたることを,やめるよう指令されるであろう。
(「スカウティング フォア ボーイズ」ボーイスカウト日本連盟 昭和32年初版発行(中村知氏訳本) 91頁)

 スカウトは、嘘をついたりスカウターの命令を実行しないのであれば、スカウトをやめるべき、と B-P は述べています。

 これほどまで重い表現にして、思春期といわれる自我の確立すらまだ不完全の時期の少年に向けてそれを発した B-P の意図は何でしょうか。

 B-P の著書や発言を網羅して検証すれば、その意図がおぼろげに見えてくると思いますが、それはとても手間のかかる作業です。そのような中で、B-P と同じように、ちかい と おきて を逐条的に解説し、B-P の代弁として、これを噛み砕いて述べたものが、フィリップスが記した「班長への手紙(その1)」(Letters to a Patrol Leader, first series, 1917)の中にあります。その部分を抽出して記します。

 There is only one definition of a Scout.
 A Scout is a boy who stands holding up his three fingers and says:
   "On my honor I promise that I will do my best:
   First, to do my duty to God and the King,
   Secondly, to help other people at all times, and
   Thirdly, to obey the Scout Law."
 Every boy in the world who has taken that Promise is a Scout, and without taking it nobody can join the Scout Brotherhood.

 スカウトについての定義は、たった一つしかありません。
 スカウトとは3本の指を直立して、次のごとくいう少年であります。
  「私は、名誉にかけて、私の最善をつくします。
   第1、神と国王とに私のつとめをつくします
   第2、いつも、他の人々を助けます
   第3、スカウトのおきて10か条を守ります」
   (訳註:この文句は、現在のと少し違う)
 世界じゅうこのちかいをたてたなら、どこの少年でも皆スカウトであります。このちかいをたてない者はスカウト仲間に加入することはできないのです。
(「パトロール・システム(班制教育)および班長への手紙 その1.その2. 復刻版」ボーイスカウト日本連盟 H25.1.23発行 72頁)

 フィリップスは、おきて について、次のように展開していきます。

  SCOUT LAW No. 1   A Scout's Honour is to be Trusted.
 When the Chief says, "A Scout's Honour is to be Trusted," he means that, unless a boy's honor is to be trusted, the fact of his wearing Scout uniform and of carrying out Scout practices will not in itself make him into a Scout. The ten Laws are worded as facts.
 The Chief tells you what a Scout is. A Scout is a boy who is honourable, loyal, useful, a friend both to human beings and to dumb animals, courteous, obedient, cheery, thrifty, and clean.
 A boy who is not trying to be these things is not a Scout, however many badges he may wear on his arm. This should be made clear to every boy in the Movement, and I know that you can be trusted to make it clear to your patrol.

  スカウトのおきて 第1 スカウトの名誉は、信頼されることにある。(訳註:スカウトは、信頼されることを名誉とする)
 総長が「スカウトの名誉は、信頼されることにある」といわれた意味は、こうであります。1人の少年の名誉がもし信頼されないならば、(訳註:ひとからその少年が信頼されないならば)たとえスカウトの制服を着ていても、スカウトの勉強をしていても、それは彼を本当のスカウトにしたのではないという意味なのです。10か条のおきてというものは、真実正味を言葉にあらわしたものであります。
 総長は、君たちにスカウトとは何かということを教えていますね。スカウトとは名誉ある、誠実な、役に立つ者で、人にも動物にも友となり。礼儀正しい、従順で、快活で質素な、そして純潔な少年のことであります。
 以上のことがらを実行してみようとしない者は、スカウトではありません。いくらたくさんのバッジを腕につけていようが、スカウトではないのです。このことを、この運動に加入しているどの少年にもハッキリさせなければなりません。君は君の班の者たちに、それをハッキリさせる力をもっていると信頼されていることを私はよく知っています。
(「パトロール・システム(班制教育)および班長への手紙 その1.その2. 復刻版」ボーイスカウト日本連盟 H25.1.23発行 78頁)

 フィリップスは、ボーイスカウト黎明期にスカウトを経験した、B-P も頼りにした若き指導者でした。上の記述を見ても、フィリップスは、B-P の正に代弁者で、B-P の忠実な後継者となる人格の持ち主であったと思います。

 これに続くフィリップスの記述は、B-P の ちかい と おきて に託した気持ちを表したものとして、受け止めることができると思います。

 When the Chief wrote the first Scout Law, he had a vision of a world filled with a new race of boys and men who had got no secret schemes hidden away, no secret thoughts kept in the background, no secret sins unknown.
 Everything would be open and straight and clear as the day, for the brotherhood of men would be a brotherhood of Scouts, and a Scout's Honour is to be Trusted.

 総長は、このスカウトのおきての第1条を書くにあたって、一つの新しい世界というものを心に描いたのです。その新しい世界とは、新しい少年と新しい大人でいっぱいの世界で、そこには、かくされた秘密や陰謀の一つもない、そして秘密の思想のうしろだての一つもない、かつ眼にうつらないような秘密の罪悪の一つもない世界、そういう世界を描かれたのであります。
 そういう未来の時代が来れば、もはや、すべてはあけっぱなしで、まっすぐで、清らかであって、人々の結びあいというものは、スカウトたちの結びあいになっているであろう。すなわち、お互いに信じあうことができ、スカウトの名誉が信頼されるのです。
(「パトロール・システム(班制教育)および班長への手紙 その1.その2. 復刻版」ボーイスカウト日本連盟 H25.1.23発行 78頁)

 さて、あなたはどのように感じられたでしょうか。
 私は、B-P は理想の世界を夢に抱き、その実現に至らしめるツールとして ちかい と おきて を設定したのだと思いました。
 その理想の世界というのは、B-P がよく God's Kingdom と表現したその世界であるといえます。そこに住む人々は、皆、ちかい と おきて に記された器量を常識として有しているのであろうというイメージから策定されたのでしょう。
 つまり、スカウトは未来の God's Kingdom の住民の先駆者であって欲しいという願いが込められていると理解しました。

 そうした場合の B-P の本音は次のどちらなのでしょうか。ちかいとおきてを履行してくれる少年を選び出す、つまり God's Kingdom 行きの切符を得るための選抜のツールなのでしょうか。それともそれくらいの心意気を持って指導にあたってもらいたいというスカウターに対する戒めなのでしょうか。あなたは、どちらであると思いますか。

 もう一つ、ちかいとおきての内容や構成は、B-P 発案の文言を踏襲すべきかどうかという問題があります。ボーイスカウトが全世界に広がり、ちかいとおきての内容は、その国々によって、また時期によって、違いがあります。日本においては、戦前の少年団日本連盟が定めた宣誓とおきての時代、戦後のアメリカボーイスカウトのちかいとおきてをベースにした時代、そして昭和63年にその一部が変更された以後の時代があり、その内容や構成は決して普遍的なものではありません。

B-P の遺産を引き継ぐ者として

 ちかいとおきては、その言葉が持つニュアンスから、命をかけるぐらいの意志を持っての履行を求めていると、きっと多くの人々は受け取るでしょう。ちかいとおきての履行の指導ができなかったり、またこれが履行困難な内容であったりしたならば、ちかいとおきてという重い言葉を唱えながら、それを言うだけの集団と評価されてしまうリスクがあります。ちかいとおきてをただ唱えるだけの少年少女にしないためにも、それは、その時代背景、社会の認識、理想とする人の生き方 を十分に考慮したもの、何よりも現代の少年少女の力量や社会環境等から見て、十分に履行できるものであるかどうかを絶えず検証する必要があります。そのような重い責任を、スカウターと連盟は負っているのだということを、私たちは真剣に受け止めなければなりません。

 私たちが求める理想の社会はどのような社会なのか、私たちなりの God's Kingdom の姿を描けてこそ、その世界に生きる人たちの資質のイメージを描くことができます。そこから必然的にちかいとおきての内容が定まっていくでしょう。これは変化万来の人類の歴史の中の一つの時代を生きた B-P が描いた理想との完全一致を求めるものではないでしょう。B-P は後世の人たちにはたしてそれを望んだでしょうか。B-P は私たちに少年少女育成に有効な素敵な HOW TO を残してくれました。これを私たちはどのように引き継ぐのか、それが問われているのだと思いました。


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 参考までに、ちかい と おきて について、日本、イギリス、アメリカ の過去と現在のものを載せます。

 日本の戦前の ちかい(⇒宣誓) と おきて (大14〜昭16…少年團日本聯盟・大日本少年團聯盟)

     宣   誓

 私は~聖なる信仰に基き名譽にかけて次の三條を誓ひます。
  一、~明を尊び、皇室を敬ひます。
  一、人の爲、世の爲、國の爲に盡します。
  一、少年團のおきてを守ります。

     お き て

  一、健兒は忠孝を勵む。            六、健兒は長上に信ョし、團各長に服從する。
  二、健兒は公明正大、名節を生命とする。    七、健兒は快活、笑つて困難に當る。
  三、健兒は有爲、世をuすることを務とする。  八、健兒は恭謙、禮儀正しい。
  四、健兒は互に兄弟、總ての人を友とする。   九、健兒は勤儉質素である。
  五、健兒は常に親切、動植物を愛する。     十、健兒は心身共にCい。

 日本の戦後の ちかい (昭22〜現在)

 私は、名誉にかけて、次の三条の実行を誓います。
  一、神(仏)と国とに誠を尽し“おきて”を守ります。
  一、いつも、他の人々をたすけます。
  一、からだをつよくし、心をすこやかに、徳を養います。

 日本の戦後の おきて (昭22〜昭63)

      スカウトの“おきて”

  1.スカウトは、誠実である。
     スカウトの真の資格は信用されうる人間にのみ与えられる
     嘘をいわず、ごまかしをせず、信頼されて托された任務を正確に行なうことなどは、すべてスカウトの名誉を保つ基礎である
  2.スカウトは、忠節をつくす。
     スカウトは、義務をつくすべき相手に対し常に真心をもって義務をつくす、即ち国家に対しては忠誠であり、社会および家庭に対しては忠実であり、両親
     に対しては孝行である
     そして自分の利益やわがままのためにこの義務を怠ることはない
  3.スカウトは、人の力になる。
     スカウトは、いつでも人を助ける用意がある
     不時の災厄に善処し、人命を救助し、負傷者を看護し、常に進んで家事を手伝う。また恩返しの心で毎日少なくとも一つの善事を行なって社会に奉仕し、
     そして報いを求めない
  4.スカウトは、友誼に厚い。
     スカウトはすべての人を友だちと思い、すべてのスカウトを兄弟として、正しい明るい社会をつくる
  5.スカウトは、礼儀正しい。
     スカウトは長上を敬い何人をもさげすまない。どんな人にも不愉快な思いを与えずていねいに接する
  6.スカウトは、親切である。
     スカウトはすべての人、とりわけ婦人・老人・病人・助けのない人たちに親切である。また動植物はいうまでもなく一般の品物も親切に取り扱う
  7.スカウトは、従順である。
     スカウトは両親や先生や隊長、班長、その他の長上に素直に服従する。また法律や公けの決定は必ず守る
  8.スカウトは、快活である。
     スカウトはいつも朗らかで笑顔を忘れない
     受けた命令には喜んで従い、どんな困難な仕事も進んでやり、不平や不満は決して云わない。言葉や動作ははっきりとする
  9.スカウトは、質素である。
     スカウトはぜいたくをせず、物も時も無駄にしない
     常に節約に心がけて後日にそなえる。それは必ずしも自分のためのみでなく他の人のためにも役立つ
  10.スカウトは、勇敢である。
     スカウトは危険を恐れず笑って困難にあたる。また正義のためには他人の嘲笑や冷罵を意とせず、甘言やきょう迫に動かない。そして、後に悔を残さない
  11,スカウトは、純潔である。
     スカウトは体も、心も、行ないも常に清い、よい習慣を身につけ、上品な言葉を使い、正しい楽しみを持ち立派な仲間と交わる
  12.スカウトは、つつしみ深い。
     スカウトは信仰の心をあつくしてそのつとめに励む。しかも謙譲の心を失わず、他人の信仰や主張や風俗を軽んじない

 日本の現在の おきて (昭63〜現在)

  1 スカウトは誠実である
     スカウトは、信頼される人になります。
     真心をこめて、自分のつとめを果たし、名誉を保つ努力をします。
  2 スカウトは友情にあつい
     スカウトは、きょうだいとして仲よく助け合います。
     すべての人を友とし、相手の立場や、考え方を尊重し、思いやりのある人になります。
  3 スカウトは礼儀正しい
     スカウトは、規律正しい生活をし、目上の人を敬います。
     言葉づかいや服装に気をつけ、行いを正しくします。
  4 スカウトは親切である
     スカウトは、すべての人の力になります。
     幼いもの、お年寄り、体の不自由な人をいたわり、動植物にもやさしくします。
  5 スカウトは快活である
     スカウトは、明るく、朗らかに、いつも笑顔でいます。
     不平不満を言わず、元気よく、進んでものごとを行います。
  6 スカウトは質素である
     スカウトは、物や時間を大切にします。
     むだをはぶき、ぜいたくをせず、役立つものは活用します。
  7 スカウトは勇敢である。
     スカウトは、勇気をもって、正しく行動します。
     どんな困難なことがあってもくじけずに、新しい道をきり開きます。
  8 スカウトは感謝の心をもつ
     スカウトは、信仰をあつくし、自然と社会の恵みに感謝します。
     お礼の心で、自然をいつくしみ、社会に奉仕します。


 イギリスの B-P 存命中の ちかい と おきて (P.O.R. 1938 より)

 THE SCOUT PROMISE (Scouts)

  On investiture, the Scout makes the following promise:---
  "On my Honour I promise that I will do my best--- To do my duty to God and the King, To help other people at all times, To obey the Scout Law."

 THE SCOUT LAW

  The Scout Law is -
  (1) A Scout's Honour is to be trusted.
  (2) A Scout is loyal to the King, his country, his Scouters, his parents, his employers, and to those under him.
  (3) A Scout's duty is to be useful and to help others.
  (4) A Scout is a friend to all and a brother to every other Scout, no matter to what country, class or creed, the other may belong.
  (5) A Scout is courteous.
  (6) A Scout is a friend to animals.
  (7) A Scout obeys the orders of his parents, Patrol Leader, or Scoutmaster without question.
  (8) A Scout smiles and whistles under all difficulties.
  (9) A Scout is thrifty.
  (10) A Scout is clean in thought, word, and deed.


 イギリスの現在の ちかい と おきて (The Scout Association - Policy, Organisation and Rules - May 2015 より)

 The Scout Promise
 (for Scouts, Explorer Scouts, the Scout Network and adults)

  On my honour,
  I promise that I will do my best
  to do my duty to God and to The Queen,
  to help other people
  and to keep the Scout Law.

 The Scout Law

  1. A Scout is to be trusted.
  2. A Scout is loyal.
  3. A Scout is friendly and considerate.
  4. A Scout belongs to the world-wide family of Scouts.
  5. A Scout has courage in all difficulties.
  6. A Scout makes good use of time and is careful of possessions and property.
  7. A Scout has self-respect and respect for others.


 アメリカボーイスカウト(Boy Scouts of America)の ちかい と おきて

  1911年当時の ちかい と おきて
 (BOY SCOUTS HANDBOOK The First Edition, 1911 より)

 The Scout Oath

  Before he becomes a scout a boy must promise:
  On my honor I will do my best:
  1. To do my duty to God and my country, and to obey the scout law;
  2. To help other people at all times;
  3. To keep myself physically strong, mentally awake, and morally straight.

 The Scout Law

   1. A scout is trustworthy.
    A scout's honor is to be trusted. If he were to violate his honor by telling a lie, or by cheating, or by not doing exactly a given task, when trusted on his honor, he may be directed to hand over his scout badge.
   2. A scout is loyal.
    He is loyal to all to whom loyalty is due: his scout leader, his home, and parents and country.
   3. A scout is helpful.
    He must be prepared at any time to save life, help injured persons, and share the home duties. He must do at least one good turn to somebody every day.
   4. A scout is friendly.
    He is a friend to all and a brother to every other scout.
   5. A scout is courteous.
    He is polite to all, especially to women, children, old people, and the weak and helpless. He must not take pay for being helpful or courteous.
   6. A scout is kind.
    He is a friend to animals. He will not kill nor hurt any living creature needlessly, but will strive to save and protect all harmless life.
   7. A scout is obedient.
    He obeys his parents, scout master, patrol leader, and all other duly constituted authorities.
   8. A scout is cheerful.
    He smiles whenever he can. His obedience to orders is prompt and cheery. He never shirks nor grumbles at hardships.
   9. A scout is thrifty.
    He does not wantonly destroy property. He works faithfully, wastes nothing, and makes the best use of his opportunities. He saves his money so that he may pay his own way, be generous to those in need, and helpful to worthy objects.
    He may work for pay but must not receive tips for courtesies or good turns.
  10. A scout is brave.
    He has the courage to face danger in spite of fear and has to stand up for the right against the coaxings of friends or the jeers or threats of enemies, and defeat does not down him.
  11. A scout is clean.
    He keeps clean in body and thought, stands for clean speech, clean sport, clean habits, and travels with a clean crowd.
  12. A scout is reverent.
    He is reverent toward God. He is faithful in his religious duties and respects the convictions of others in matters of custom and religion.

  現在の ちかい と おきて (BSA ウェブサイト より)

  The Scout Oath
  On my honor I will do my best to do my duty to God and my country and to obey the Scout Law; to help other people at all times; to keep myself physically strong, mentally awake, and morally straight.

  The Scout Law
  A Scout is trustworthy, loyal, helpful, friendly, courteous, kind, obedient, cheerful, thrifty, brave, clean, and reverent.



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 参考までに、SCOUTING FOR BOYS Twenty-Eighth Edition, 1953, CAMP FIRE YARN. No.3 の全文( P44〜P50、「スカウティング フォア ボーイズ」ボーイスカウト日本連盟 昭和32年初版発行(中村知氏訳本)の“営火夜話 その3 テスト”の章 89頁〜100頁の原文)を載せます。

    CAMP FIRE YARN. No. 3
         TESTS
  TENDERFOOT − LAW − PROMISE − INVESTITURE

      Tenderfoot Test

 BEFORE he becomes a Scout a boy must pass the Tenderfoot Test. This is a simple test just to show that he is worth his salt and means to stick to it. It is nothing very difficult and you will find all you want to know in this book.
 Here are the requirements :−
 Must be between 11 and 18 years of age.
 Know the Scout Law and Promise, and understand their meanings.
 (See pages 45-47).
 Know the salutes and their importance. (See pages 47 and 217).
 The signs. (See pages 47 and 54).
 Know the composition of, and how to hoist, break and By, the
 Union Flag. (See page 39).
 Clean a wound, and make and apply a dressing.
 Tie the following knots : Reef, sheet bend, clove hitch, bowline, round tum and two half hitches, sheepshank, and understand their respective uses. (See page 97).
 Know how to whip the end of a rope. (See page 98).
 When you have satisfied your Scoutmaster that you can do all these things and do them properly, you will be invested as a Scout and be entitled to wear the Scout badge in the buttonhole of your coat, and on the left breast of your shirt when in uniform.

      Scout Law
 Scouts, all the world over, have unwritten laws which bind them just as much as if they had been printed in black and white.
 They come down to us from old times.
 The following are the rules which apply to Boy Scouts, and which you promise to obey when you are enrolled as a Scout, so it is as well that you should know all about them.
 The Scouts' motto is :
         Be Prepared
which means you are always to be in a state of readiness in mind and body to do your DUTY.
 Be Prepared in Mind by having disciplined yourself to be obedient to every order, and also by having thought out beforehand any accident or situation that might occur, so that you know the right thing to do at the right moment and are willing to do it.
 Be prepared in Body by making yourself strong and active and able to do the right thing at the right moment, and do it.

      The Scout Law
1. A Scout's Honour is to be Trusted.

 If a Scout says "On my honour it is so," that means that it is so, just as if he had made a most solemn promise.
 Similarly, if a Scouter says to a Scout, " I trust you on your honour to do this," the Scout is bound to carry out the order to the very best of his ability, and to let nothing interfere with his doing so.
 If a Scout were to break his honour by telling a lie, or by not carrying out an order exactly when trusted on his honour to do so, he may be directed to hand over his Scout badge, and never to wear it again. He may also be directed to cease to be a Scout.
2. A Scout's Loyal to the Queen, his Country, his Scouters, his Parents, his Employers and to those under him.
 He must stick to them through thick and thin against anyone who is their enemy or who even talks badly of them.
3. A Scout's Duty is to be Useful and to Help Others.
 And he is to do his duty before anything else, even though he gives up his own pleasure, or comfort, or safety to do it. When in difficulty to know which of two things to do, he must ask himself, "Which is my duty?" that is, "Which is best for other people?" and do that one. He must Be Prepared at any time to save life, or to help injured persons. And he must try his best to do at least one good turn to somebody every day.
4. A Scout is a Friend to all, and a Brother to Every Other Scout, no matter to what Country, Class, or Creed the Other may belong.
 Thus if a Scout meets another Scout, even though a stranger to him, he must speak to him, and help him in any way that he can, either to carry out the duty he is then doing, or by giving him food, or, as far as possible, anything that he may be in want of. A Scout must never be a SNOB. A snob is one who looks down upon another because he is poorer, or who is poor and resents another because he is rich. A Scout accepts the other man as he has him, and makes the best of-him.
 "Kim" was called by the Indians "Little friend of all the world," and that is the name that every Scout should Cam for himself.
5. A Scout is Courteous.
 That is, he is polite to all-but especially to women and children, and old people and invalids, cripples, etc. And he must not take any reward for being helpful or courteous.
6. A Scout is a Friend to Animals.
 He should save them as far as possible from pain, and should not kill any animal unnecessarily, for it is one of God's creatures.
 Killing an animal for food or an animal which is harmful is allowable.
7. A Scout Obeys Orders of his Parents, Patrol Leader, or Scoutmaster without question.
 Even if he gets an order he does not like he must do as soldiers and sailors do, and as he would do for his Captain in a football team, he must carry it out all the same because it is his duty; and after he has done it he can come and state any reasons against it : but he must carry out the order at once. That is discipline.
8. A Scout Smiles and Whistles under all Difficulties.
 When he gets an order he should obey it cheerily and readily, not in a slow, hang-dog sort of way.
 Scouts never grouse at hardships, nor whine at each other nor grumble when put out, but go on whistling and smiling.
 When you just miss a train, or someone treads on your favourite corn−not that a Scout ought to have such things as corns −or under any annoying circumstances, you should force yourself to smile at once, and then whistle a tune, and you will be all right.
 The punishment for swearing or using bad language is for each offence a mug of cold water to be poured down the offender's sleeve by the other Scouts. It was the punishment invented by the old British scout, Captain John Smith, three hundred years ago.
9. A Scout is Thrifty.
 That is, he saves every penny he can, and puts it into the bank, so that he may have money to keep himself when out of work, and thus not make himself a burden to others ; or that he may have money to give away to others when they need it.
10. A Scout is Clean in Thought, Word and Deed.
 That is, he looks down upon a silly youth who talks dirt, and he does not let himself give way to temptation either to talk it or to think, or to do anything dirty.
 A Scout is clean-minded and manly.

      Scout Promise
 At the investiture you will have to make the Scout Promise in front of the rest of the Troop.
 The Scout Promise is :−
 "On my honour I promise that I will do my best−
   To do my duty to God, and the Queen.
   To help other people at all times.
   To obey the Scout Law."

 This is a very difficult promise to keep, but it is a most serious one and no boy is a Scout unless he does his best to keep his Promise. All promises are important things and should never be broken, but when you promise on your honour to do a thing you would rather die than break such a promise. So you see Scouting is not only fun provided for you, but it also requires a lot from you and I know I can trust you to do everything you possibly can to keep your Scout Promise.

      Scout's Salute and Secret Signs
The three fingers held up (like the three points of a Scout's badge) is the Scout Salute and reminds a Scout of his three promises ,
  1. To do his duty to God, and the Queen.
  2. To help others,
  3. To obey the Scout Law.
 All wearers of the Scout badge salute each other once a day. The first to salute should be the first to see the other scout, irrespective of rank. Scouts will always salute as a token of respect, at the hoisting of the Union Flag ; at the playing of the National Anthem ; to the uncased National Colours ; to Scout Flags, when carried ceremonially ; and to all funerals.
 On these occasions, if the Scouts are acting under orders, they obey the orders of the Scouter in charge as regards saluting or standing to the alert. If a Scout is not acting under orders he should salute independently. a all cases, Scouters if covered should salute.
 The hand salute is only used when a Scout is not carrying his staff, and is always made with the right hand.
 When carrying a stair the salute shown on page 217 is used for all occasions, and the Scout sign is made with the left hand. When in uniform a Scout salutes whether he is wearing a hat or not, with one exception, namely, at religious services, when all Scouts must stand at the alert, instead oil saluting.
 Saluting when carrying a staff is done by bringing the left arm smartly across the body in a horizontal position, the fingers showing the Scout sign just touching the staff.
 A man once told me that "he was an Englishman, and just as good as anybody else, and he was blowed if ever he would raise a finger to salute his so-called ' betters ' ; he wasn't going to be a slave and how-tow to them, not he ! " and so on.
 That is a churlish spirit, which is very common among fellows who have not been brought up as Scouts.
 I didn't argue with him, but I might have told him that he had got hold of the wrong idea about saluting.
 A salute is merely a sign between men of standing. It is a privilege to be able to salute anyone.
 In the old days the freemen of England were all allowed to carry weapons, and when one met another each would hold up his right hand to show that he had no weapon in it, and that they met as friends. So also when an armed man met a defenceless person or a lady.
 Slaves or serfs were not allowed to carry weapons, and so had to slink past the freemen without making any sign.
 Nowadays people do not carry weapons ; but those who would have been entitled to do so, such as knights, esquires, and men-at-arms, that is, anyone living on their own property or earning their own living, still go through the form of saluting each other by holding up their hand to their cap, or even taking it off.
 " Wasters " are not entitled to salute, and so should slink by, as they generally do, without taking notice of the freemen or wage-earners.
 To salute merely shows that you are a right sort of fellow and mean well to the others ; there is nothing slavish about it.
 If a stranger makes the Scout's sign to you, you should acknowledge it at once by making the sign back to him, and then shake hands with the LEFT HAND. If he then shows his Scout's badge, or proves that he is a Scout, you must treat him as a brother-Scout, and help him in any way you can.

      Investiture of Scouts
 Suggested Ceremonial for a recruit to be invested as a Scout.
 The Troop is formed in a horseshoe formation, with Scoutmaster and Assistant Scoutmaster in the gap.
 The recruit with his Patrol Leader stands just inside the circle, opposite to the Scoutmaster. The Assistant Scoutmaster holds the staff and hat of the recruit. When ordered to come forward by the Scoutmaster, the Patrol Leader brings the recruit to the centre. The Scoutmaster then asks : "Do you know what honour is? "
 The recruit replies : "Yes. It means that I can be trusted to be truthful and honest." (Or words to that effect.)
 " Do you know the Scout Law? "−" Yes."
 "'Can I trust you, on your honour, to do your best−
    1. To do your duty to God, and the Queen?
    2. To help other people at all times?
    3. To obey the Scout Law?
 Recruit then makes the Scout sign, and so do the whole Troop whilst he says :
 " On my honour I promise that I will do my best−
  To do my duty to God, and the Queen.
  To help other people al all times.
  To obey the Scout Law."

 Scoutmaster : " I trust you, on your honour, to keep this promise. You are now one of the world-wide brotherhood of Scouts."
 (If the boy has been a Cub, the wording should be, "You are now a Scout in the world-wide brotherhood.")
 The, Assistant Scoutmaster then puts on his hat and gives him his staff.
 The Scoutmaster shakes hands with him with the left hand.
 The new Scout faces about and salutes the Troop.
 The Troop salute.
 The Scoutmaster gives the word, " To your Patrol, quick march."
 The Troop shoulder staffs, and the new Scout and his Patrol Leader march back to their Patrol.
 When taking this Promise the Scout will stand holding his right hand raised level with his shoulder, palm to the front, thumb resting on the nail of the little finger, and the other three fingers upright, pointing upwards. The rest of the Troop do this with their disengaged hands.
 This is called "The Scout sign" and is only given at the making of the Promise. When raised to the forehead it is the " Salute."

      SUGGESTIONS FOR PRACTICE
 It is very important that the boy should understand the meaning of the Scout Law in accordance with his age. As he grows older, the boy will be able to see more of the meaning. So while the Patrol Leader, or another Scout, should teach the recruit the other Tenderfoot tests, the Scoutmaster should teach him the Law. Mere parrot-repetition is not enough.
 From time to time practise the salutes.



(2016.12.12)




     せいちゃんの B-P スピリット 研究
     @ ボーイスカウト運動についての諸考察 (2014.10.5)
     A スカウティング フォア ボーイズ に記された B-P スピリット (2015.7.22)
     B 「隊長の手引」に記された B-P スピリット (2015.8.14)
     C ローバーリング ツウ サクセス に記された B-P スピリット (2015.8.15)
     D 「パトロール システム」に記されたフィリップスのスピリット (2015.9.26)
     E 進歩制度に託された B-P スピリット (2015.10.14)
     F 信仰の奨励に託された B-P スピリット (2015.10.12)
     G 野外活動に託された B-P スピリット (2015.11.29)
     H スカウト運動に託した B-P スピリット (2016.7.14)
     I “ちかい”と“おきて”に託した B-P スピリット (2016.12.12)
     J ボーイスカウト研究 (1979.12.14)
     K ボーイスカウト実践記 (1980.4.28)
     L ボーイスカウト活動プログラムの紹介 (1998.6.20)
     M 《資料》B-Pの1926年の講演「ボーイスカウト・ガールガイド運動における宗教」
     N 《資料》1966年のチーフスカウトのアドバンスパーティーの勧告の序文
     O 《資料》ラズロ ナジ 著「REPORT ON WORLD SCOUTING」(1967) の序文



   参考までに
   スカウティング フォア ボーイズ 第27版 (ボーイスカウト神奈川連盟県央地区ウェブサイト)
   <http://www.bskanagawa-kenoh.org/pdf/SFB27(1952).pdf>
   SCOUTING FOR BOYS (カナダ ScoutsCan.com ウェブサイト)
   <http://www.thedump.scoutscan.com/yarns00-28.pdf>
   The Patrol System and Letters to a Patrol Leader (ScoutsCan.comウェブサイト)
   <http://www.thedump.scoutscan.com/Patrol%20System.pdf>
   POLICY, ORGANISATION AND RULES (SCOUTS.ORG.UK ウェブサイト)
   <https://members.scouts.org.uk/supportresources/71>
   POLICY, ORGANISATION AND RULES 1938 (BPSA-US ウェブサイト)
   <http://bpsa-us.org/wp-content/uploads/2013/06/1938_POR.pdf>
   Scout Oath, Scout Law, and Venturing Motto ( BSA ウェブサイト)
   <http://www.scouting.org/scoutsource/venturing/about/welcome.aspx>
   BOY SCOUTS HANDBOOK The First Edition,1911,BSA(The Project Gutenberg EBook)
   <http://www.gutenberg.org/files/29558/29558-h/29558-h.htm>
   「ボーイスカウト ポケットブック」 S46版 (やんちゃ隊の資料庫 ウェブサイト)
   <http://scout.o.oo7.jp/bshb.pdf>
   Constitution of the World Organization of the Scout Movement
   世界スカウト機構憲章 (世界スカウト機構ウェブサイト) <https://scout.org/node/6538>
   Fundamental Principles (基本原則) (カナダ Scoutdocs ウェブサイト)
   <http://scoutdocs.ca/Documents/Fundamental_Principles.php>
   The Advance Party Report '66 (カナダ ScoutsCan.com ウェブサイト)
   <http://www.thedump.scoutscan.com/advance66.pdf>
   "Johnny" Walker's Scouting Milestones Pages, UK
   <http://scoutguidehistoricalsociety.com/>
   世界各国の連盟ウェブサイトへのリンクページ (世界スカウト機構ウェブサイト)
   <http://www.scout.org/nso>




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